2005-01-01から1年間の記事一覧

昼から雑誌「日経キッズプラス」の取材と撮影。手巻きチヂミ、うなぎの炊き込みごはんにりんごと洋梨のデザート。朝からちゃっちゃと仕込みながら、撮影にのぞむ。時間とお金をかけたお父さんの週末料理ではなく、旬のものを使って、いかに冷蔵庫のものを片…

ひょんなことから手に入った試写会チケット片手に、リニューアルしたばかりの映画館、渋谷シアターNへ。今夜これからボブ・ディランのドキュメンタリー「ノー・ディレクション・ホーム」が上映される。監督は「タクシードライバー」「ラストワルツ」「ソウル…

家では、みうちゃんやののちゃんたちを招いて夕月の誕生日会が開かれている頃、電車に乗って渋谷まで、向かうは代々木体育館。今夜はオアシスのコンサート。体育館横のフェンスに何やら人だかりが出来ている。2台のバンのドアが開き、登場したのは何とオアシ…

白保の民宿の貞子さんは三線の先生。民宿のとなりで旦那さんと教室を開いている。夜9時からの教室へ、夕月と見学に出かけた。生徒は地元のおばさんや中学生。来月のコンクールにむけて、練習にも熱が入る。民謡酒場で聴くのとは全然違う、脈々と唱い継がれる…

朝起きて窓の外を見ると、そこは海だった。空と海が織りなすブルーのグラデーション、プライベートビーチさながら、周りにはだれもいない。夕月はさっそく水着に着替え、浮き輪片手に小走りで海の中へ。帆風は波打ち際で、ちゃぷちゃぷ遊んでる。朝ごはんを…

ヤァ!ヤァ!ヤァ!高校3年の秋、島根県民会館にブルーハーツがやって来た。 ヨレヨレのサニーボーイのTシャツに、真っ赤なスリムジーンズで飛び回る、金髪坊主のヒロト。 ケルアックのTシャツに、お馴染みのバンダナ巻いて、ひたすら寡黙にギターをかき鳴ら…

真っ赤じいさんは、いつも真っ赤な顔して、松平閣のロビーのソファに腰をおろしていた。松平閣は、うちの母さんの実家の旅館。当時通り向かいに住んでいた、幼い僕の毎日の遊び場だった。 真っ赤じいさんは僕のじいちゃんの父さん、つまり曾おじいちゃん。毎…

朝ひとり起きた時や、夜寝る前のちょっとした時間に、ソファの下に置いてあるカラーペーパーを取り出して、チョキチョキ切ったり貼ったりして何かこしらえるのが、夕月の日課になっている。今夜は眠い目をこすりながら、箱のようなものを2つ上下につないだも…

我が家の本棚には絵本があふれている。娘のためにフリーマーケットや古本屋さんでコツコツ買い集めはじめ、気付けば自分がはまってしまった。名前は知ってるけれど、読んだことのなかった定番のものから、はじめて目にする海外のものまで、絵本の世界は実に…

1990年2月、高校3年のぼくは、大学受験のため東京へやって来ていた。滑り止めのはずの大学の試験問題がやけに難しく、一浪の予感が一瞬よぎるも、本命の試験はいたってオーソドックス。落ち着いて問題を解いていけば、何とかなりそうだ。ドキドキしながら鉛…

ともだちのビーザボイスの二人から、新作CD「EPOCHS」が届いた。数年前、とあるきっかけで知り合い、当時住んでいた家が近所だったこともあり、よく家でいっしょにごはんを食べたりお酒を飲んだりした。 夕月の誕生日には、ヴォーカルの和田ちゃんが、わざわ…

ここ1ヶ月の間で、立て続けに観た映画3本。「アラキメンタリ」http://www.elephant-picture.jp/araki/アメリカ人トラヴィス・クローゼ監督によるアラーキー(荒木経惟)2003年夏のドキュメンタリー。「結局あたしは写真で、点を持続してひとつの線にする、生…

のんびりホテルで朝ごはんを食べてから清水寺へ。 大黒様にお祈りして、おみくじを引く。その足で河井寛次郎記念館へ。 島根県安来市に産まれた寛次郎さんは、東京の大学を卒業後、京都で釜を開き、柳宗悦、濱田庄司らとともに「民藝」という言葉をつくった…