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ヤァ!ヤァ!ヤァ!
ヨレヨレのサニーボーイのTシャツに、真っ赤なスリムジーンズで飛び回る、金髪坊主のヒロト。
ケルアックのTシャツに、お馴染みのバンダナ巻いて、ひたすら寡黙にギターをかき鳴らす、長髪のマーシー。
最高だった。キラキラしてた。このまま時間が止まればいいと思った。
それからしばらくして発売されたマーシーのはじめてのソロアルバム「夏のぬけがら」。
まるでブルーハーツのパブリックイメージを拭い去るかのように、武蔵野の景色や心象風景が、静かに淡々と歌い綴られていく。
東京という街に身を置いて、歌を作ってみたいと漠然と思いはじめた僕は、東京の大学を受験することに決めたんだ。
BGM)クレヨン/真島昌利