junichimoriwaki2005-09-14

ヤァ!ヤァ!ヤァ!

高校3年の秋、島根県民会館ブルーハーツがやって来た。

ヨレヨレのサニーボーイのTシャツに、真っ赤なスリムジーンズで飛び回る、金髪坊主のヒロト
ケルアックのTシャツに、お馴染みのバンダナ巻いて、ひたすら寡黙にギターをかき鳴らす、長髪のマーシー

最高だった。キラキラしてた。このまま時間が止まればいいと思った。

それからしばらくして発売されたマーシーのはじめてのソロアルバム「夏のぬけがら」。
まるでブルーハーツのパブリックイメージを拭い去るかのように、武蔵野の景色や心象風景が、静かに淡々と歌い綴られていく。

東京という街に身を置いて、歌を作ってみたいと漠然と思いはじめた僕は、東京の大学を受験することに決めたんだ。

BGM)クレヨン/真島昌利