junichimoriwaki2006-05-05

おととい、大阪から車で松江へやって来た。

今日はこどもの日。
奥さんが妹の本屋さんでワークショップを開いている頃、帆風と夕月と姪の璃子ちゃんを連れて、松江城裏にある椿谷から松江温泉まで歩いてみることにした。

右手に図書館を見ながらしばらく行くと、懐かしい蜂の巣校舎に辿り着いた。ここは内中原小学校、僕が6年間通った母校だ。

ちょうど僕が小学1年生のときに建てられた蜂の巣校舎の校庭を、小学1年生の夕月が駆け回る。あの頃の自分を見ているような不思議な気分。

校門を出て、道路を渡り、写真館を通り過ぎ、小さな橋を渡る。かまぼこ屋さんからたちこめる匂いは、今もあの頃のままだ。

ガソリンスタンド沿いを流れる堀川、横断歩道の信号待ちをしていた入学2日目の僕は、ランドセルの重みに耐えきれず、川の低い塀に腰掛けようとした瞬間、背中から転落。濁流に流され、橋をくぐったところで、通りがかりの板前さんに助けられた。

次の日の朝の新聞に、こんな記事が掲載された。
「おじちゃんありがとう 小学1年男児、堀川に転落」

途中のパン屋さんでジュースを買ったら、こどもの日にちなんで、こどもたちにクリームパンのプレゼント。

夏のような暑い日ざしを浴びて、汗だくになりながら松平閣に到着した僕らは、素っ裸で一斉に温泉につかるのだ。