moonriders MOON OVER the ROSEBUD

ムーンライダーズ30周年ツアー最終公演、会場は渋谷公会堂改め渋谷C.C.Lemonホール
真っ暗なステージに月明かりのようにポッと灯るライト、そこに照らし出される月光下騎士団。
踊る骸骨のような、虹の戦士のような、6人のバンドマン。
30周年だからといって、オールドナンバーのオンパレードでは決してない。新作「MOON OVER the ROSEBUD」からのナンバーをじっくり奏でる様は、現在進行形のバンドの姿そのもの。
客席の奥のほうまでギターを抱えダッシュする(鈴木)慶一さん、マシンガンのようにバッキュンバッキュンギターを撃ち鳴らす(白井)良明さん、そのとなりで黙々と動脈のようにベースを弾く(鈴木)博文さん。
東京のバンドと言えば、ムーンライダーズである。
そこには、レイ・デイヴィスが唄い描くイギリスのそれのように、ぽっかり浮かび上がる東京の姿がある。

(映画「マニアの受難」 http://passion-maniacs.com/
ほぼ日刊イトイ新聞「がんばれ、ゆうがたフレンド」http://www.1101.com/friend/index.html