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映画評論にはじまり、「スイングジャーナル」のコラージュにエッセイ、雑誌「宝島」の特別編集、40巻にわたり刊行されたスクラップ・ブック。
経堂でもニューヨークでも、J・J氏が散歩をはじめれば、たちまちワンダーランドへ続く自由な寄り道に様変わる。
スクラップ・ブックのページをめくる頭の上でグルグルまわるのは、あの歌の一節。
「君は たとえそれがすごく小さな事でも
何かにこったり くるったりした事があるかい
例えばそれが ミック・ジャガーでも
アンティックの時計でも
どこかの安いバーボンのウイスキーでも
そうさ 何かにこらなくてはダメだ
くるったように こればこるほど
君はひとりの人間として
幸せな径(みち)を歩いているだろう」(ゴロワーズ/ムッシュかまやつ)
2000枚にも及ぶJ・J氏のジャズレコード・コレクション、今それを所有しているのはタモリさんなんだって。
(世田谷文学館 植草甚一/マイ・フェイヴァリット・シングス http://setabun.jp/exhibition/uekusa/)
●BGM
Big Brother & the Holding Company、BUNGO FURY / ZAPPA/BEEFHEART