junichimoriwaki2007-10-03

映画評論にはじまり、「スイングジャーナル」のコラージュにエッセイ、雑誌「宝島」の特別編集、40巻にわたり刊行されたスクラップ・ブック。
経堂でもニューヨークでも、J・J氏が散歩をはじめれば、たちまちワンダーランドへ続く自由な寄り道に様変わる。
スクラップ・ブックのページをめくる頭の上でグルグルまわるのは、あの歌の一節。
 「君は たとえそれがすごく小さな事でも
   何かにこったり くるったりした事があるかい
  例えばそれが ミック・ジャガーでも
   アンティックの時計でも
    どこかの安いバーボンのウイスキーでも
  そうさ 何かにこらなくてはダメだ
   くるったように こればこるほど
  君はひとりの人間として
   幸せな径(みち)を歩いているだろう」(ゴロワーズムッシュかまやつ
2000枚にも及ぶJ・J氏のジャズレコード・コレクション、今それを所有しているのはタモリさんなんだって。

世田谷文学館 植草甚一/マイ・フェイヴァリット・シングス http://setabun.jp/exhibition/uekusa/
●BGM

Big Brother & the Holding Company、BUNGO FURY / ZAPPA/BEEFHEART